空調の効きが悪い、機器から音や振動は出ているなどの症状はありませんか。
機器の標準耐用年数は平均15年程度と言われておりますが、メンテナンスがしっかりとされていないと耐用年数以内で故障してしまうケースはあります。
ファンケーシング内の汚れ
風量バランスが悪くなってしまう。
意外と気づかない防振ゴムの破損
送風機の防振の役目をはたしていない。
たわみ継手の経年劣化による破損
給排気設備の停止時による侵入の恐れ。
空調機や送風機の整備等を怠ると適切な空調管理ができません。予備機が無い機器に関しては故障してからでは遅く、特に空調管理を維持している系統などにとっては重要です。
日常管理と一緒に事前に整備しておくことを推奨します。ダクトに亀裂など入れば、外から粉塵や害虫、雨水なども侵入してきます。
空調設備は機器だけではなく、ダクトなども普段から目視点検しておくことが必要です。
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その他にも冷却塔の点検や整備も定期的に実施しておくことも重要です。
機 器 名 | 保守点検項目 | 保守点検期間 | 交換 時期年 |
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3ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |||
送風機全体 | 音や振動 | 〇 | 15 | ||
ファンケーシング | キズ、変形、腐食、汚れ、 | 〇 | 15 | ||
ファン羽根車 | キズ、摩耗、変形、劣化、腐食、汚れ、清掃 | 〇 | 15 | ||
主軸 | 腐食、付着物、変形、摩耗 | 〇 | 10 | ||
軸受 | グリース量、音や振動、外観、腐食、付着物、 摩耗、 表面温度、回転動作、ネジの緩み | 〇 | 3 | ||
Vベルト | 摩耗、張り具合、損傷 | 〇 | 1 | ||
Vプーリー | 溝摩耗、摩耗(主軸との勘合部)、ネジの緩み | 〇 | 5 | ||
ベルトカバー | 外観 | 〇 | 15 | ||
電動機 | 音や振動、電流値、臭気、回転動作 | 〇 | 10 | ||
防振装置 | 外観 | 〇 | 15 | ||
消音材 | 外観、外れ | 〇 | 15 |
給排気機器などは日常点検や定期整備を実施しておかないと室内環境に影響がでる畏れがあります。
例えばトイレなどの排気ファンが能力不足になると、臭気が抜けきれず不衛生な状況となってしまいます。
また、屋外のダクトは、雨風があたり経年劣化等により腐食が進んで穴や亀裂が起きやすくなります。
ダクトから水や害虫が侵入することもありますので、普段から外観確認などもしておくことが必要です。